CRFエアサスのセッティング

2014年9月、納車されたての2015年型CRF250Rに乗った時、驚いたことのひとつに、エンジンまわりは扱いやすいものの、フロントのエアサスがやたら固く、初期ストロークが渋いことでした。

マニュアルを見ると、新車時はしばらく固いと書いてあるのですが、それにしても固い(苦笑)ジャンプの着地や細かなギャップでも、腕にガンガンショックが来て、なかなか乗りづらい。


こんな感じでジャンプの着地で身体がこわばってました・・・

その初期ストロークがやたら固い乗り心地で思い出したのは・・・

まだ倒立サスペンションになって1〜2世代目の91年型CR250Rでした。(シュラウドは92型グラフィックですが、91年型です)

これに乗っていたのは中学生の頃ですが、恐ろしいほど固く、腕にビシバシショックが来ていたような^^;

そんな感じで「このエアサスをどうセッティングして良いのだろう?」と困っていたら、昨年夏のダートスポーツに、まさにドンピシャなCRFエアサスのセッティングの記事が。

インプレッションされた方とは腕も体重も違うので、自分なりのアレンジを加えつつ、インナー室を1100kPa、バランス室1300kPaにしたら、初期ストロークの固さがだいぶ緩和され、すっかり乗り心地良くなり、攻められるようになりました。

スプリング交換もなく、ささっとエア圧調整だけで、これだけのセッティング変化幅をもたせられるのは、エアサスの利点だなと実感。

しかし、このエアサス、モトクロスの世界のプロフェッショナルな方に聞くと、あまりポジティブな意見が出てこない。某サスペンションチューニングショップの方に聞いたら「エアサス固いでしょ?スプリングのほうがいいと思う。」となるし、元プロフェッショナルライファーの方に聞いても「初期と底のダンピングを違うようにコントロールするのが難しいよねぇ」と、こちらもスプリング派な意見。

まぁ、まだ新しい技術なので、90年代初頭の倒立サスペンションのように、まだ課題を残しつつ、今後こなれていく・・という感じなのでしょうか。

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そんなセッティングに苦労しつつ、最近、エアサスのエア圧を入れなおして走ったら、やけにフロントサスの底づきが早くおかしい。

しかも、バイクを降りたら、明らかにマシンの自重によってエアサスが最初から沈み込みすぎている・・・・・

原因は、センタースタンドではなく、三角スタンドのまま、自重でサスが縮んだ状態のままエア圧調整してたことだと発覚。なんとマヌケな(笑)

この日は、センタースタンドを忘れていたので、隣のトランポの方にお借りし、無事にエア圧を再調整したら解決。(貸してくださった方、ありがとうございました!)

いや、本当に、豚に真珠、猫に小判、私にエアサス。というおマヌケな話でした^^;

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YamaGuuci#29

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